MakitaのDCJ206は、高視認性イエローの18V LXT電熱ジャケットで、ANSI 107クラス3の要件を満たす設計の数少ないバッテリー式電熱ジャケットのひとつだ。カナダ各地で寒さが厳しくなる時期に合わせ、メーカーの仕様とPro Tool Reviewsの試験結果から、どんな人に向くかを整理する。ジャケットにバッテリーと充電器は付属しない。

Makitaが示す仕様

MakitaのDCJ206ZXL(XLサイズ、ジャケットのみ)のページには、左胸、右胸、背中、両ポケットの5つの発熱ゾーンと、3段階の温度設定、LED表示付きのオンオフコントローラーが記載されている。18V LXTバッテリーと18Vコンパクトバッテリーが使える。ほかにも、防風・防水のポリエステル生地、背面左のバッテリーポケットを含む5つのポケット、USB電源ポート、洗濯機と乾燥機への対応、バッテリー込みの重量3.8 lbsが挙げられている。保証は発熱体と電装部品のみ3年だ。

Makitaは、6.0Ahの18V LXTバッテリーなら弱設定で最長37.5時間動作するとしている。ページに価格はなく、販売店検索へのリンクだけがある。

Pro Tool Reviewsの計測結果

Pro Tool ReviewsはDCJ206ZLを試験し、10点満点で9.3点と評価した。数値はMakitaの持続時間の主張を実際の使い方と比べる助けになる。

  • 暖まるまでが遅く、100°に達するまで75秒、最高温度まで3分超かかった。同じグループの他のジャケットは100°まで20秒以下だった。
  • 断熱性は最近試験したジャケットのなかで最良で、シェルを通る熱は71%だった。
  • 効率は1ワット時あたり10分で2位。Bosch(12Vバッテリー)が12で首位、DeWaltは4.5で最下位だった。
  • 2.0 Ah、36 Whのバッテリーで強設定6時間動作し、最も近い競合より1.5時間以上長かった。

2つの持続時間は矛盾しない。Makitaの37.5時間は大きな6.0Ahバッテリーでの弱設定、Pro Tool Reviewsの6時間は小さなバッテリーでの強設定だ。

評価者は、ヘルメットの上からかぶれる取り外し式フード、透明なIDポケット、ストームカフ、正確なサイズ表を評価した。不満は、暖まりの遅さ、バッテリーポケットが腹部を締めること、価格の高さ、キットがないことだった。

価格と販売

Pro Tool Reviewsは国名を示さずにドル建てで、仕様欄に$210から$239、価格欄にバッテリーと充電器なしで$209と記載している。Makitaのページに価格はなく、どちらの情報源もカナダでの価格や販売店は示していない。サイズと在庫はカナダのMakita販売店に確認したい。

どんな人に向くか

  • 道路、公共設備、交通整理の作業員: クラス3の高視認性とヘルメット対応フードが主な魅力だ。雇用主が求める衣服クラスを確認したい。
  • Makita 18V LXTを持つ人: 手持ちのバッテリーと充電器が使え、買うのはジャケットだけだ。Pro Tool Reviewsはこうした利用者が最も価値を得られるとしている。
  • このプラットフォームが初めての人: バッテリーと充電器は付属しないので予算に含めたい。
  • 作業開始直後から寒い場所にいる人: 暖まりが遅いため、トラックを降りる前にスイッチを入れておきたい。